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マイクロカッター・レプタム
    (MC-250)②スライドテーブル方式

マルチ小型試料切断機
    マイクロカッター・レプタム(MC-250)②スライドテーブル方式

〔概 要〕
小さい試料を低速回転から中速回転まで幅広く変速可能で加工層歪の少ない切片が無理なく切断でき、効率のよい切断が可能です。電顕試料の準備薄片や金相試験片の切り出しに最適です。

〔特 長〕
1)主軸は無段階の可変速対応です。微細な微調整が可能で摩擦熱による試料の変質やバリ・加工層ひずみなどを最小限に抑えることが出来ます。
2)試料の切断送り機構はバランスウエイト方式になっております。
3)試料をセットしたアームが下降して切断するので、切込量が試料の特性に合わせて調整できます。
4)切断厚み(スライスカット)はマイクロメータによる読取り式です。
5)水跳ね防止カバー及びインターロックを標準に装備しております。また、冷却液の排水口を正面に設けたことで、排水時の作業性を向上させました。
6)標準①スイングアーム方式の切断に加えて、次の方式も選択できます。②スライドテーブル方式の装着により、板状試料やブロック状試料のトリミングが可能です。③ループワイヤ方式の装着により、ループワイヤを使用した切断も可能です。

〔用 途〕
1)電顕試料の準備薄片切出し。
2)金属組織観察用金相試料の切出し。
3)品質検査用各種小型部品の切断。

〈②スライドテーブル方式セット例〉
■本体
1)マイクロカッター・レプタム(MC-250)本体:1台
2)スライドテーブル:1式
3)フランジ(Φ50㎜):1組
4)標準チャック:1個
5)標準工具:1式
6)冷却液(C1またはE)300㎖:1本
■オプション
7)ウエイト荷重方式:1式
8)ダイヤモンドブレードキンバレー(Φ150㎜×0.5t㎜×30H㎜):1枚
9)ダイヤモンドブレードME(Φ150㎜×0.8t㎜×30H㎜):1枚
10)レプタム両押えバイス:1式

※アイヌ語で「レプ」は「3つ」、「タム」は「刀」を表します。
    マイクロカッター・レプタムは、3種類の切断方式が選択出来るマルチ切断機です。
  • マイクロカッター・レプタム<ul>(MC-250)②スライドテーブル方式
  • マイクロカッター・レプタム<ul>(MC-250)②スライドテーブル方式

関連動画

基本スペック

※上記動画は開発時のものです。都合により、販売開始時から主軸回転数の仕様が下記に変更になりました。
【開発時】16~1,000rpm(min⁻¹)
【販売開始後】30~2,000rpm(min⁻¹)

項目 基本スペック
主電動機 単相100V 60W
主軸回転数 30~2,000min⁻¹(無段変速)
テーブルサイズ W140㎜×L70㎜
送り機構 手動(標準)
    ウエイト荷重方式(オプション)
使用砥石 Φ150㎜(外径)×Φ30㎜(穴)
    ※オールブレードタイプ(台金なし)は使用不可。
加工能力 MAX Φ30㎜
    L50㎜×T10㎜
テーブル移動 リニアボールガイド
テーブルストローク 70㎜
冷却方法 貯水巻き上げ式
機体寸法 W430㎜×L600㎜×H390㎜
ユニット重量 約5㎏
切断治具(オプション) 簡易バイス:口金開き幅 0~50㎜