予き裂導入式破壊じん性試験装置
    (MZ-603S)

JIS R 1607準拠
    予き裂導入式破壊じん性試験装置
      (MZ-603S)

〔概 要〕
構造用セラミックスを部品として使用するに当たっては、セラミック
スの強度・じん性などの機械的特性を的確に把握する必要がありま
す。材料の選定や材料の改善の基準として最も重要視される、JIS R
1607ファインセラミックスの破壊じん性試験方法(SEPB法)が制定さ
れています。

〔特 長〕
1)JIS R 1601に準拠した試験片(3㎜×4㎜×L36㎜)がそのまま使用
  できます。また曲げ強さ試験終了後の18㎜も使用できます。
2)予き裂発生源の加工(導入)は、機械ノッチ法、ビッカース圧痕
  法、いずれの試験片でも適用できます。
3)予き裂導入のポップインの検出はヘッドホンと指示針の両方で確
  認されるので、初めての方でも簡単に試験することができます。
4)プレス装置は手動による加圧方式なので、加圧時のノイズが小さ
  く、またポップインの検出後、直ちに負荷を止めることができま
  す。

〈仕様・構成〉
1)BIプレクラッカー(MBK‐603C):1台
2)予き裂導入プレス装置(MZ-603):1台
※ポップインセンサーは単独でも別売りいたします。

〈試験方法〉
1)試験片の作製

    ●JIS R1601〈セラミクロン MX-833〉
    2)予き裂発生源の導入

      ●ノッチ加工あるいはビッカース(ヌープ)圧子押し込み
      3)予き裂導入(ポップイン)

        ●〈予き裂導入プレス装置、BIプレクラッカー〉
        4)予き裂の染色

          ●〈赤マジック、アセトン〉
          5)曲げ破断試験

            ●3点曲げ破断試験〈曲げ試験機 MZ-250〉
            6)予き裂長さの測定

              ●〈顕微鏡〉
              7)破壊じん性値の計算

                ●Kic=(PS)/(BW3/2)f(a/W)×0.3101(MPam 1/2)
                8)測定結果

                  ●試験記録紙

項目 基本スペック
予き裂導入式破壊じん性試験装置(MZ-603S) 〔商品コード:型式/単位〕
    1)40-6038:破壊じん性試験装置MZ-603S/1式
      2)40-6036:予き裂導入プレス装置MZ-603/1台
        3)40-6034:BIプレクラッカーMBK-603C(上部、下部アンビル2個付)/1台
          4)40-6051:別置POP-INセンサー/1台
オプション 〔商品コード:型式/単位〕
    5)40-6703:BIプレクラッカー圧子部(上部のみ)/1個
      6)40-6702:下部アンビル(4㎜、5㎜スパン)/1個
        7)40-6704:下部アンビル(3㎜、6㎜スパン)/1個
          8)40-6706:BIプレクラッカー加圧板取替(修理)/1式
            9)41-6032:BIプレクラッカー加圧板のみ/1枚