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津谷式トライボメータ
    (MZ-311)

摩擦摩耗試験機
    津谷式トライボメータ(MZ-311)

〔概 要〕
この試験機は、回転する円筒型試験片(A)を、2個のブロック試験片(B1,B2)ではさみ、その押しつける力(荷重)及び円筒試験片の回転速度を任意に制御しAとB1,B2間の滑り摩擦力、摩耗痕の大きさ、温度上昇等を測定し、摩擦係数や、摩耗率の荷重依存性、速度依存性、摺動距離依存性、耐荷重能、潤滑剤の効果等を測定しようとするものです。

〔特 長〕
1)小型で簡易構造、試験片の脱着が容易。
2)トライボケミカル反応効果を含む摩擦摩耗の測定が可能。
3)軽荷重(200g)から高荷重(約350㎏)まで荷重範囲を広くとれる。
4)円筒試験片の回転数を低速(4~5min⁻¹)から高速(約2,500min⁻¹)まで無段階で変速できる。
5)試験片は加工のし易い形状のため、加工の難しい素材の試験も比較的簡易に行える。
6)試験機本体を立てた状態での試験も可能なため、
①連続的に研磨材を供給、アプレシブ摩耗の測定。
②連続的に液体・個体を供給し、摩擦粉や使用後の潤滑剤のサンプリングが可能。

〔用 途〕
セラミックス、複合材料、改質材料、金属高分子材料、炭素材料、石材などの研磨摩耗試験。

〈セット例〉
■本体
1)津谷式トライボメータ(MZ-311)本体:1式
2)試料ホルダー(3㎜×4㎜×11㎜,10㎜×10㎜×7㎜):1組
3)オイルパン:1式
4)除震ゴム:1式
5)標準工具:1式
■オプション
6)ペンレコーダ:1式
7)赤外線放射型温度計:1式
8)計測制御用パソコンシステム:1式
  • 津谷式トライボメータ<ul>(MZ-311)
  • 津谷式トライボメータ<ul>(MZ-311)
  • 津谷式トライボメータ<ul>(MZ-311)

基本スペック

項目 基本スペック
主電動機 三相200V
駆動モータ 1.5kW ACサーボモータ
最大駆動トルク 73kgf・㎝
主軸回転数 5~2,500min⁻¹
荷重負荷 スプリング負荷方式:0.2~350kgf
    分銅負荷方式:1㎏、2.5㎏、3.5㎏
摩擦力検出 0.01~35㎏
試験片形状 ブロック型試験片
    a)3㎜×4㎜×11㎜
      b)10㎜×10㎜×7㎜
        円筒型試験片
          Φ20㎜×20t㎜
本体寸法 W260㎜×L500㎜×H400㎜
アンプ寸法 W430㎜×L450㎜×H300㎜
本体質量 約65㎏
アンプ質量 約20㎏