ワン・ツー・カットⅢ型(MX-833A₂G・EL)
ELID搭載切断ワン・ツー・カットⅢ型(MX-833A₂G・EL)
〔概 要〕
ELIDとは、Electrolytic In‐Process Dressing(電解インプロセスドレッシング)の略で、切断および研削砥石にELIDを行うことにより、常に一定の砥粒の突出量を得ることができ、安定した研削を可能にします。超精密鏡面研削加工を行う高精度の研削技術です。
〔メカニズム〕
メタルボンド(鉄系ボンド)微細砥粒砥石を電極と対向させ、その間隙に導電性の水溶性研削液を供給し通電を行い、砥石の摩耗速度と不導体被膜の形成速度とが、常に安定したサイクルで行われるよう制御し、安定した砥粒の突出量を得ることにより、常に安定した加工を可能にする研削技術です。
基本スペック
項目 | 基本スペック |
---|---|
主電動機 | 三相200V 2.2kW |
主軸回転数 | 0~3,600min⁻¹ |
主軸上下切込み量 | 最小0.001㎜ |
テーブル送り速度 | 7㎜~6,600㎜/min |
テーブル作業面積 | W170㎜×L300㎜ |
テーブル左右移動量 | 350㎜ |
テーブル前後移動量 | 100㎜ |
テーブル前後デジタル最小表示 | 0.001㎜ |
テーブル上面から主軸芯までの距離 | 265㎜ |
最大使用砥石径 | Φ125㎜~Φ250㎜ |
切断範囲/能力(Φ250㎜切断砥石使用時の場合) | H80㎜ |
クーラント装置 | 60ℓ |
機体寸法 | W1,800㎜×L1,200㎜×H1,700㎜ |
機体質量 | 1,000㎏ |
ELIDパルス電源装置 | ED-910M |